皆様、ごきげんよう。ポンコツお嬢様ゲーミングエンジニアのラビティですわ!
本日は、映画界の歴史に残る「顔面偏差値カンスト・中身スッカスカ」の代名詞、『ツーリスト』について語らせていただきますわね。
まず特筆すべきは、ジョニー・デップ様とアンジェリーナ・ジョリー様という、人類のビジュアル上限を突破した二大スーパースターの初共演という事実ですわ。
「この二人を同じ画面に並べておけば、どんな脚本でも観客はホイホイ釣れるだろう」という、製作陣のあまりに傲慢なシステム仕様が透けて見えて、わたくし思わず苦笑いがこぼれてしまいましたの。
舞台は水の都ヴェネツィア。運河、ゴンドラ、超高級ホテル、そして息を呑むほど美しいアンジー様のドレス姿……。映像の美しさだけで言えば、最新グラフィックボードのベンチマークテスト並みに完璧ですわ。
けれど、肝心のサスペンスの緊張感は完全にフレームレート0(フリーズ状態)。追っ手から逃げるシーンすら優雅すぎて、緊迫感という名のパッチがどこにも当たっていませんの! サスペンス映画を観に来たはずが、気づけば「イタリア観光庁が巨額の予算で作った超豪華な観光プロモーションビデオ(PV)」を延々と見せられている気分になりますわ。
そして何より、あの脱力感あふれるラストのオチ……!
「えっ、その結論を出すためだけに、この二大巨頭を拘束して壮大な逃走劇を演じさせていたのですの!?」と、思わずコントローラーを床に叩きつけそうになりましたわ。
「ジョニデ様とアンジー様の圧倒的な美貌と、水の都の絶景をBGV(環境映像)にして紅茶を優雅にいただく」という用途であれば★5ですけれど、一本のサスペンス映画としては……どう贔屓目に見てもバグだらけの虚無ですわね。


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